当院では患者さまの術後QOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に繋がる画期的な眼内レンズを多数取り扱っています。
〈多焦点眼内レンズの特徴〉
・3~5焦点眼内レンズ・ハローグレア(光のぎらつきや眩しさ)が少ない
・ハローグレア(光のぎらつきや眩しさ)が少ない
・コントラスト感度が良い
このような特徴を持った多焦点眼内レンズは輸入レンズとなり、自由診療となります。
眼内レンズ
イタリアSIFI社
Mini Well Ready、Mini Well PROXA(ミニウェル レディ、ミニウェル プロクサ)
ミニウェルにはミニウェルレディとミニウェルプロクサの2種類があります。
ミニウェルレディは、球面収差を利用した累進焦点設計のレンズです。なめらかな度数移行により、自然で質の高い見え方が特徴です。
手元の見え方はやや弱いですが、ミニウェルプロクサと併用することで、遠方から近方30cmまで従来の多焦点眼内レンズにない広い明視域を得ることができます。
ハロー・グレアが非常に少なく夜間の運転が必要な方におすすめです。
球面収差を利用した累進焦点設計のレンズ※特許取得
光がレンズなどの光学系を通るとき、球面の中心付近を通る光と周辺部を通る光とが光軸上の一点に集まらないために、像が不鮮明になる現象です。
4点固定で全距離において見え方の質が高く自然でスムーズな見え方です。
スポーツや料理、デスクトップのPCなど中間距離をメインに使う方向きです。
ハロー・グレアのレンズ別 比較
ハローとは夜間の街灯や車のライトに輪っかが見える、グレアとは光が散って見えることです。
イスラエル Hanita社 intensity(インテンシティ)
このレンズは遠方、遠中、中間、中近、近方の5つの距離に焦点を合わすことができる5焦点眼内レンズで、日常のあらゆる活動をカバーできるようになりました。
光エネルギーを最大限に利用できる構造になっており、遠方から近方40cmまでの全距離で視力の落ち込みがないスムーズな見え方を実現しました。イスラエルからの直輸入となります。
独自のアルゴリズムによるDLU(Dynamic Light Utilization)テクノロジーの採用
DLUとは?フーリエ変換に基づき計算された回折構造であり、従来の回折型2焦点や3焦点眼内レンズでは使用出来なかった部分を使用可能にした、Hanita社独自のアルゴリズム(今まで眼科領域で使用されたことのない特許のアルゴリズム)
3つに分かれた綿密な構造で明所視と薄明視・暗所視で使用する部分が異なります。
イスラエル Soleko社 EVOLVE(エボルブ)
遠方から近方50cmまでが見えやすいレンズです。ハロー・グレアも少なく、回折型と比べて夜間の運転がしやすく、自然な見え方のレンズです。
また、レンズの制作範囲が広いため乱視の軸も幅広く対応できます。